マウンテンミー(山と私)が血肉を蹴散らしながら右往左往する話

京都のドンバ、マウンテンミーの日常と非日常をお送りします。

なにものでもない、ということ

ある特定の世代の、で、本を読む方だった人にはなんとなく有名かもしらん。原田宗典という人。

高校生のときに読み漁ってただけなので今何をやってるかも知らんのだが、たぶんどう時代のアラサーで文系なら知ってる人も多いのでは。

その、原田宗典の(エッセイではなくてね)話のひとつに「なにものでもない」というのがあるん。

演劇をやってる主人公が見る日常の話なのだけど、そこで主人公が所属してる劇団の一人の主要役者が消えるって話。

まあ、言ってしまったらそれだけなんだけど。

異常なくらい怖くて、んでも、「表現者」なんて顔しようとしてる自分にはあまりにいたたまれない話で。

向き合えなかったこと、向き合いたかったこと、青臭くて恥ずかしいけど、そんなのが全部詰まってたなあと、思い出しました。

今年の抱負

さすがに今年の抱負を語るには時期違いだろうか。

まあ、いいや。
うちの会社の2016年下期はこの6月で終わるらしいのでいいとしよう。
ようやっとこさ、会社に関わるあれやこれやを片付けられたので、自分がやりたいことやろう。
やれるかは知らんが下記のことをやります。

・マウンテンミー再始動
・マウンテンミーレコーディング
・弾き語りを月一で
・弾き語りでやってる曲のレコーディング
ウェブアプリケーション一個作る
・なんか会社に雇われない働き方の模索
・曲たくさん作る

最後のに関して言うと、私は理論とかまったくわからん方の人間で、それでなんとかやれてて、まあ、それでいいやなので、完全に努力目標。
作れたらいいや、レベルで考えないと全然作れない。
曲に関してだけは追い込んでも無理。
それ以外はなんとかしたい。
所属会社の下期が6月末なので、来年の6月には完遂しとこう。
まあ、そんな感じ。
じわじわだけど、気持ちも、周りも動き出してるので良い感じです。
はは。

たいがいのことは視点の狭さが原因で起こってるんじゃないかと思いたくなる

これ。
https://togetter.com/li/1121830
たぶん、ふだんちょっとでもネットする人ならよく目にする言説だと思うんだけど、21世紀になってもう10数年経とうと言うのに未だにこんなことがさも当たり前で、正義があるように書かれてることに目をまん丸くせざるを得ない。
端的に言うと「本気で言ってんの」てこと。
マヂレスなんかしても意味ないんだろうがつつくと、
・裏付けのわからない暴論
・自分のルサンチマンを発露したいだけの大上段からの構え
・筋違いの論立て
いろいろあるけど、ここら辺に収斂するだろうか。
元ネタになった人のツイートも「裏付けないやろ」って言われたらまあそうなんだけど、研究者レベルの認識として、
フェミニズム運動が起こった→結果女性の待遇改善(意思決定の自由度の上昇)」
はリアルに起こったことで、というか、反論ツイートしてる本人らがまさに認めてるところ(社会的な抑圧が薄れた結果、半強制的に結婚を選ばなくてはいけない女性は減った)。
まあ、彼らが言いたいのはそこではないんだろうけど。
それに対して、なんら根拠も示さず「少子化→女性の解放、ひいてはフェミニズムが悪い」てのはあまりに暴論過ぎやしませんか。
もちろんこちらとしても、「結婚の自由度があがる→結婚する人減る→少子化」に影響してないとは思ってない(というよりは一因でしかない)が、本質はそこではないし、「少子化フェミニズム叩け」になるのおかし過ぎやしないか。
社会の中での個人の自由度の上昇が社会全体に及ぼす影響なんて微々たるもんすよ。
そこを飛び越えてまで「ほーら、個人の自由なんか優先するから、社会が回らなくなってるやろ」という人は、それがこと自分のことに及んだときにも同じようにいれるんだろうか。
※例として、その個人が好きな趣味(漫画でも音楽でもアニメでもギャンブルでもなんでもいい)が、ある社会的に忌避されるべき現象の原因だ、って無根拠で言われたら、「じゃあ、やめようっと」てなるの?俺は全然ならないんだけど…。
いつ見ても自分の中にあるミソジニーを、なんか「正義っぽい」ことに紐づけて言おうとしてるだけにしか見えない。そうじゃないならなんか言ってくれ。
普通に論立てて考える人ならわかってしかるべきなんだけどさ、「少子化の一因に結婚への自由度があるのはそうかもしれんが、それだけが原因ではない」ってのは当然わかることだと思う。
それを棒高跳びみたいに易々と越えようとするのはどういう神経なのかというと、まあ、要するに自分が「信じたい」ことしか見たくないということ。
それと、常に「原因と結果」は一対だと思っている、甚だしい思い込み。
これって、お前らが装っている、装おうとしている「理知的な態度」からは400歩以上外れてることなんだよな。
主張したいことがあるのは別にいい。というか、どんな暴論であれ、それは主張すべきと思う。だけど、感情から発してすぐに発言する前に、頭の中でシュミュレートしてみようよ。せめてさ。
自分の意見、それを裏付けるもの、それがないんならあくまで「個人の意見」と前置きおくなり譲歩をつけること。
大きい主語で語るということは、それくらい難儀なことなんだよ。
※別の話にはなるけどそういう大きい主語に混ぜられるの、本当に不快。「男とは〜」とか言われてもミリ単位で共感できないことの方が多い。
つうか、大きい主語で守られないとできない発言なんかすんな。このドブ板が。
いろいろ書く前に書くべきだったのかもだけど、私はフェミニズムにシンパシーを持ってる側のヘテロ男性です。
ただ、フェミニズムの思想やらなんやらを日々透徹できてるとは、悲しいかな思えない。
それでも、フェミニズムがあったことによって、男性としての私がいくぶん以上に助かっていることは間違いないと思う。
今さらさ、こんな、終身雇用なんてほど遠い状況で、「大黒柱」なんて押しつけられたらたまらんぜ?
「男らしさ」、押しつけられたら、きっと君達も息苦しくて弱ると思うんだが、そこは無視かね。一応フェミニズムの功績の一個なんだけど。
フェミニズムガー」たちはもちろん大黒柱を引き受ける覚悟あって言ってんだよな?
さんざ、「フェミニズムやリベラルはすぐ社会制度がー、政治がーって言う」って言っておいて、自分が万一失業して、どうにも回せなくなったとき、「男らしさ」を求められたときにそういうこと言わないよな、な?
女尊男卑とか、よく聞くけどさ、まわり見渡してみろよ。
生理休暇で休めてる女性、どれくらいいる?(つうか、女友達からよく聞くけどさ、あれ、人によっては死ぬほどしんどいんだぜ?お前、生理変われんの?)
どんだけ本人が働きたくたって、子どもできたときに辞めずに済んでる女性、どれくらいいる?
つうか、お前、万一結婚できたとしても家事やる気ねえだろ?
だいぶましになってきたっつっても、女性だってだけでまだまだなんも変わっちゃねえ所がたくさんあるんだよ。
嫌な気分を抱える個人が、しかもそれがその人のなんらかの失敗やら選択じゃなくて、生まれ持ってで、変えられないものから来てるものによって、抑圧されてるんだとしたら、んなもん俺は認めたくない。
正義ぶりやがってとか、女性に優しいのね、とか、言うだけならいくらでも言えや。
少子化にはいろいろな要因がある。結婚の自由化も一因かもしらん。
だけどね、たとえ100パーセント「個人の(というか女性の)自由度の上昇」が原因だったとしても、少子化対策の前にやるべきなのは「個人が幸せにいれる社会を目指す」ことなの。実現が難しかったって「目指さない」なんてのはおかど違いなのよ。
まずは目の前にいる人間から苦しみを少しでも取り除くこと。
それができんでなんなの。
お前が言ってることは「俺の幸せのために犠牲者出せよ」ってだけ。
本当に少子化問題のこと考えてる?
それなら、お前があげつらってること以外にもいくらでも論点あるってことくらい知ってるよね?
そうじゃないから、取り敢えず「叩きたい」「叩きやすい」「(最低)ネット上だけでは共感を得られやすい」リベラルやフェミニズムを標的にしてるだけだよね?
こういうと、上野千鶴子の発言持ち出して、「ほら、やっぱりリベラルはー」てなるかもしれんけど、あの発言、リベラル界隈でもフェミニズム界隈でも、めちゃくちゃに叩かれてるからね?
そういうのも知らないでしょ?
自分好みのワードで括って、「◯◯はこう」って決めて叩きたいだけなんだよね?
うんうん。わかるわかる。
でもね、残念なことに世界は君が望むほど単純じゃないんだよ。
こんな罵倒が君の考えを変えるだなんて思わないし、バランスの取れた他のやり方もあるかも知れんけどさ、あまりに腹が立ったから書いたよ。
君と同じやり口なのかも知れないけど、それでも俺は君の何百倍も考えてるって自覚してるし、調べたことに基づいて言ってるってことだけはわかってくれや。

別に、君が考えを変える必要なんかないと思う。
でもな、無根拠な罵倒は悲しみしか生まんのよ。
うしおととらで、うしおが言ってたでしょ?
「かわいそうだぜ、白面」
って。
お役目様も言ってたでしょ?
「みんな、仲ようせんと、あかんよ」
って。
俺らがこうやって些細な(議論の内容というわけではなく、議論の規模的に些細な、ということ)諍いを起こしてる横っちょでさ、此れ幸いににやにやしとるやつらがおるんよ。
少年漫画じゃないけど、「本当の敵」は別のところにおるんよ。

安い話に見えるけど、このことに関する考え方は真逆だろうけど、こと「マイノリティー」って意味じゃ、俺も君も変わらんのんよ(本当にそう思ってる)。
少子化フェミニズムを関連づけてなにがしか腹を立ててるのも少数派なら、それに目くじら立てる俺なんてもっと少数派だよ。

こんな、殺伐とした状況にしてくれちゃった連中は、もっと別のところにおんのよ。
カイジ、読んだことある?
鉄骨渡り編でにやにや笑ってた金持ち出て来たでしょ?
あいつら。たぶん。知らんけど。

まあ、そういうことを言いたかった。
腹を立てて感情をぶつけたかったのが一つ。
んでも、結局我らは被抑圧者で、そういう意味では違わんのんよ、てのが一つ。

インターネットっていう希薄な空間でたまたま見かけただけだけど、万一会えるようなことがあるなら焼き鳥でも食い行こ。あと、しんざきさんの記事読もうな。あの人まじで優しいから。毒素抜けるよ。

怒ってる音楽が好きだ。

怒ってる音楽が好きだ。

何か対象がある怒りでも、自分の不甲斐なさに対する怒りでもいい。 負の感情って、日常生活を送るうえでは不要にしかならないめちゃくちゃ厄介なものなんだけど、こと何か創作するってことになると、ものすごい強い武器になる。 特に音楽。それも、歌と歌詞を伴うものだと、そのまま言葉と声を介在して、聞いてる人の心を持ってく。 その負の感情が強ければ強いほど、たくさんの人の心を持ってく。もちろん歌ってる本人も例外じゃない。 本人から持ってかれた心が、他人の、その歌を聞いた人の心をぶん殴ってくる。 だから、その負の感情が本当であれば本当であるほどその歌は強いと思う。強度がある。 あくまで私的な思いでしかないけど、翻って肯定的な感情というものは、あまりに響かない。 嬉しい、楽しい、大好き。 そんなものはすっと入って来たことはない。 あと、感謝。 感謝ね、感情ですらないです。 それは、行為です。 親に感謝、友だちに感謝、地元に感謝…感謝感謝うっせえ。黙れ。 俺はお前の行為になぞ、一切興味がない。標語作りは行政の方に任せましょ?ね?あの人ら公務員だからさ。 じゃあ、聞くなって思うでしょ? でもね、無理なんです。 みなさんはコンビニって知ってるかな? あのね、24時間やっててね、食べ物から酒から煙草から何でも買えちゃうの。 現代の玉手箱かっつう。 そこ、当然行くじゃない。なぜなら便利だから。 そうするとね、かかってるじゃない。感謝の歌が。感謝歌が。サンキューソングが。 嫌でも耳に入ってくるの。 ぶん殴るんじゃなくて、そっとほっぺに触れてくるような、耳障りの良いだけな。 あれ?お前、サラリーマンみたいな自分の心圧し殺すような仕事につきたくなかったから、ミュージシャンになったんじゃないの? いやー。やっぱ自分の好きなことだけやっても、食えねえからさ、まあ、歌で稼げてるから別によくね? 知らねえよ。 お前は何ンティライミだ。何ブクロだ。 俺はな、お前の内臓の奥にあるもんが見てみたいの。感謝感謝のポジティブソングスで、胸焼けを起こさせないでくれ。 俺はお前の歌が大っ嫌いだ。 その、ボイトレ声と、カラオケみたいなファルセットと、あと顔と。それから麦わら帽子と短パン。ムカつく。ムカッ腹が立つ。どうしてくれんの、これ。 負の感情がないなら性交の歌でも歌えよ。どうせやることやってんだろ。 薄っちろい愛の言葉垂れ流すならお前の精液俺の耳にぶちまけろよ。せめて情欲くらいさらけ出せよ。 天城越えろよ。

昔、バンドやってる友だちに、「しんどいこととか悲しいことがあると曲ができるんよねえ」と話したことがある。 俺は、なんなら、そういうことがないときは別に曲は出てこない。心理的に追い詰められてるときは嘘みたいにたくさん出てくる。 で、それを聞いてその友人、「悲しいときに出て来たことはないなあ。僕は悲しみ損!」と言っていた。 だけど、そいつは悲しくもなんともないのに、すごく良い歌を作るんだよ。 なにそれ。最強じゃん。

ああ、こうしてまた、冒頭に言ったことが覆されるんだ。 こんなことばっかり。 まあ、でも、俺は怒ってる音楽がやっぱり好きだな。


YellowStuds 「汚い虹」MV


東京紅葉 / 野狐禅


空きっ腹に酒 / BOOOOM オフィシャルミュージックビデオ


ハンバート ハンバート “ぼくのお日さま” (Official Music Video)