マウンテンミー(山と私)が血肉を蹴散らしながら右往左往する話

京都のドンバ、マウンテンミーの日常と非日常をお送りします。

10(テン)年代の音楽は糞、90年代こそ至宝みたいな言説について

 

いやさ、言いたくなる気持ちはわからんでもないんすよ。

若者を腐して溜飲を下げるのはおっさんの特権としてあるっちゃあると思うけど、率直に言うと、なんも見えちゃいないじゃないか、て思うんすよね。

かつて、インディーバンド界隈って「シーン」てのがあって、同じジャンルに属するバンドたちが一緒にイベントしたり、コンピ作ったりで、「このジャンル盛り上げてコーゼー!!!」みたいな。そういうのに私はものすごく憧れてたんだけど、今って、シーンにあたるような文化って無いよね。たぶん。ジャンルで寄りあつまるみたいなのは無い印象。私は「シーン」というもの(さすがにドールが「新潟ハードコアシーン」の特集してたときは笑ったが)に憧れがあって、だから少し寂しくはあるのだけも。

その一方で、今の若い人らは、垣根なく良いバンドとは、一緒にやっちゃうみたいなのはなんだか羨ましくもある。

音楽情報の収集源が雑誌からネットに移って以降、「こういうくくり」みたいなので情報摂取することがなくなったのも大きいんだろうな。

んでな、最初の話に戻るんだけど、そうして見ると、現代の音楽界隈って意外とすごくねえか?

 

だって、

 

これ

 

 

と、これ

 

 

と、これ

 

 

と、これ

 

 

と、これ

 

 

と、これ

 

 

と、これ

 

 

が、同時代に、活動してるんすよ。しかも、わりと音楽で飯食えて。ふつうに考えてすごくないすか。たぶん90年代の日本ではあり得なかった。

今あのジャンルが熱い、みたいなんじゃなくて、みんなバラバラの音楽やっててクオリティ高えとか、まじ死ぬるわ。※この話をするなら、米津玄師は避けて通れないと思ったのだけど、聞いたことないので割愛。

ちょっと前まで流行ってた(らしい)四つ打ちロックみたいなの

 

 

こういうのが雨後の筍のようにわらわら出てきたときは、「大丈夫か??」てなったけど、音楽界隈がそれに染められた反動だったりするのかね。

なんしか、不毛地帯どころか、最近の若いバンドは聞けば聞くほど豊穣やと思います。

とりあえず、ちゃんと聞いてから言え、という話でした。